
みなちゃんとの出会い
みなちゃんとの出会いは、今からもう5年ほど前になります。
訪問が始まった頃の彼女はまだ20代。
お薬の相談やセット、生活面の確認を目的に訪問がスタートしました。
まず私たちが大切にしたのは、「どうやって彼女と関係を築いていくか」ということでした。
時にはトランプをしたり、遊びの時間を一緒に過ごしたり。
看護師として“支える”だけでなく、まずは「安心して関われる人」になることから始まりました。
彼女の中にあった、たくさんの力

長く訪問を続けていると、その人の人生の変化にも立ち会うことになります。
家族と暮らしていた彼女は、家族それぞれの自立を目指す中で、一人暮らしを始めました。
生活スタイルが変わるその過程も、私たちは訪問看護として見守り、伴走し続けてきました。
その中で、彼女の中にあるたくさんの力にも出会いました。
例えば、実は料理がとても得意だったこと。
自分で作った美味しそうなごはんの写真を、嬉しそうに見せてくれるようになりました。
体調を崩した時も、以前はなかなか「助けて」と言えなかった彼女が、今では必要な時に「受診したい」「相談したい」と声を上げられるようになりました。
心の中にある言葉を、伝えてくれるように
けれど、彼女の一番大きな成長は、
自分の心の中にある言葉を、私たちに伝えてくれるようになったことだと思っています。
「どうせ言っても伝わらない」
「言っても仕方ない」
そんな思いを抱え、長い間、自分の気持ちを胸の奥にしまってきた彼女。
でも、長くつながる中で少しずつ、
「この人たちには話してもいいかもしれない」
そう思ってくれたのでしょう。
ぽつり、ぽつりと、自分の思いを言葉にしてくれるようになりました。
自分自身を理解しようとする姿

子どもの頃から抱えてきた「自分が頑張らないといけない」という思い。
うまく表現できず、手や足が先に出てしまっていたこと。
言葉にならなかった気持ちを振り返りながら、自分自身を理解しようとする彼女の姿は、確かな成長そのものです。
そして私たちもまた、彼女を通して学んでいます。
言葉にならない思いを抱えた人の心の中を、彼女が教えてくれているのです。
照れくさくて「ありがとう」が言えなかった彼女が、
最近では「寂しい」という気持ちも見せてくれるようになりました。
でも、まだ全部を委ねるのは少し怖い。
甘え方も、まだ練習中です。
やり方がわからず、つい“ツンデレ”になってしまうこともあるけれど、
その奥にある信頼は、ちゃんと私たちに届いています。
新しい人との関わりは少し苦手。
繊細で、人の気持ちを察しすぎてしまうこともあります。
それでも彼女は、人を見る力を持っています。
その優しいまなざしが、少しずつ新しいつながりを生み出しています。
何度でもチャレンジするあなたへ
諦めていた言葉を届けようとすること。
困った時に「助けて」と伝える勇気を持つこと。
そんな一つひとつを、彼女は「成長」という形で私たちに見せてくれています。
私たちは、そんみなちゃんが大好きです。
急がず、焦らず、腐らず。
何度でもチャレンジする。
そんなあなたを、これからもずっと応援しています。
スタイル訪問看護は、
一人ひとりの声に耳を澄まし、
その人が見たい景色を一緒に見つめながら、
その人らしい未来を、ともに創っていきます。

